集中豪雨 ゲリラ豪雨

自動車が動ける水深に注意!  水没で車が止まった場合

ドア付近まで水没して車が止まってしまった場合、ドアを開けると水が一気に流れ込んできそうで、怖くてドアを開けたくなくなったり、外の豪雨を避けるために車内にいたまま携帯電話などで連絡を取ろうとしてしまうことは十分にあり得ることです。しかしそこで、車が止まってしまった地形をしっかり把握していないと命にかかわってきます。まずはその地形を素早く確認しましょう。

もし、車がストップしたところが、水が集まりやすい低地でひらけていないような場所であった場合、あっという間にドア中間の高さまで水が集まってしまうことになります。そうなると、今度はドアを開けることが難しくなります。水圧の関係でドアを開けたくても開けられなくなるのです。海に落ちてしまった車などはまさにその典型です。

また、エンジンがストップしてしまえば電気系統もアウトですから、窓も開かなくなります。こうなってしまうと自分では外に出られず、外部からの助けがない限りは八方塞がりとなってしまいます。。。

理屈の上では、車内の水圧と外部の水圧が同じくらいになったとき(つまり車内も天井近くまで水が浸水した場合)は、ドアを開けられることにはなりますが、このような状況下で冷静な判断を下し、さらにある程度息を止めて行わなければならないこの行動は、かなり難しいでしょう。

ですから、冠水地帯を車で走る時は、水深と地形を把握するようにしてください。焦りや勢いで突っ走ってしまうのではなく、冷静に判断することを心がけましょう。

イザという時に自動車から脱出するための車載用道具 なんかもありますので、車に(車内に)積んでおいた方が良いとも思います。

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