※この県での体験談はただいま募集中です。
集まり次第、掲載いたします。
目次
看護師で働く名もなき人たちの職場探しエッセイ
男性看護師への期待と現実
子供のころの恩返しで看護師を目指す
子供のころあまり体が強くなく、病気がちの男の子でした。
病院のお世話になることもしばしばありました。
成長するにしたがって、自然と体力もついてきたようで、いつの間にか人並み以上に元気で健康になることができていました。
そのような幼いころの経緯がいりますから、大きくなったら、お世話になった医療の世界に何らかの形で貢献したいといつの間にか漠然と思うようになっていたものです。
以前は看護師というと女性の仕事だという感じでしたが、かなり男性も参加できるようになってきました。
またむしろ男性だからこそ喜ばれるニーズもあると知り、看護師になることを目指しました。
看護師の仕事への期待
専門学校に進学して看護師の道をめざすこととしました。
思いのほか男性の比率が増えていることに何よりも驚きを隠せませんでした。
体力面での期待のほかにも、沈着冷静に作業をこなすことや、多くの医療機器の使い方をすぐに覚えることなど、現場での期待はとても大きいことがよくわかりました。
それだけに卒業後の活躍の仕方に少しばかり期待を抱いていました。
救急外来での研修期間
しかし専門学校の紹介で配属された総合病院では、急性期外来に配属されることとなりました。
正直言って職場経験が未経験のまま救急外来を受け入れる職場に配属されることには多いに戸惑いました。
もちろん救急外来は、多様な患者が運び込まれ、それぞれにふさわしい適切な処置を瞬発的にこなさなければなりません。
しかしそのようなスキルがない研修生の身では、まさに単なる見習いでした。
期待されていることが力仕事だとおもうと、とてもモチベーションを持続することが難しくなりました。
なによりも時には人の死にも向き合うことになる仕事だけに、ベストを尽くせないスキルでは、耐えられないものがありました。
浅い経験からした転職
あまりにも自分のイメージしていた仕事とはかけ離れていると感じたので、転職をすることにしました。
まだまだ未経験に近いので実際に可能かどうか不安に感じました。
それでも看護師の転職支援会社を通して転職活動をすると、男性看護師の求人のニーズはかなりあることがわかりました。
まだまだ経験が浅いので転職は無図かいいものだとおもいながらも、思い切って踏み出して本当に良かったと思います。
病棟でも看護のニーズはとても高いものがありました。
体位の交換や車いすへの移乗など力仕事を引き受けながら、身体のケアもするので、貴重な戦力と評価されるようになってきたのがとてもうれしいことです。
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