福岡県で派遣看護師や単発アルバイトで働いた！求人募集の登録先

※この県での体験談はただいま募集中です。
集まり次第、掲載いたします。

看護師で働く名もなき人たちの職場探しエッセイ

自分を生かせない環境から抜け出すために

看護師の負担が多く、このままではミスも

私が勤務していた病院は看護師の数が不足していて、その分一人ひとりにかかる負担が大きかったのです。
みんな忙しく、休みもあまり取れない状況でした。
たまたま私は若かったせいもあり、夜勤に当たることが人より多かったように思います。
先輩はちょっと怖い方が多くて不平を言うのもためらわれましたので、そんなシフトでもじっと我慢して勤務していました。
でも、いつの間にか疲労が溜まっていて、ついにはミスを起こしそうになってしまったのです…。

友人から教わった転職サイト

看護学校時代の同窓生と会うことになり、そうした悩みを伝えました。
彼女自身も同じような悩みを抱えていた時期があり、思い切って転職サイトに登録して今の職場に移動したのだそうです。
実際に行動を起こすまでは時間がかかったそうですが、その間もアドバイザーからカウンセリングが受けられたそうです。
ですから、じっくりと自分が望む職場環境ややりたい仕事を見きわめることができたといいます。
まさに現時点での自分の境遇と重なったこともあり、さっそく登録してみました。

もっと自分が貢献できる場を見つけること

最初に言った通り、うちの病院は看護師の数が不足しているうえ、先輩たちからは「ちょっと忙しいとすぐに音を上げる、今の子って根性がないわね」などと皮肉られるため、とても辞めることのできない職場でした。
でも、転職は自分から逃げるためにあるのではなく、自分がもっと貢献できる場を探すためにあると教わり、気持ちが前向きになりました。
自分の意志が固まったのなら、自身の代わりになる看護師を補てんする時間を作るためにも早めに病因に伝えたほうがよいというアドバイスも受けました。

原点に立ち返ることで、気持ちも定まる

いろいろ考えているうち、自分が看護師になるきっかけを作った祖母の最期を思い返す機会に恵まれました。
それで、患者さんの人生を最期までサポートしてあげたいという気持ちから、緩和ホスピスについて従事し、もっと学んで行きたいという意志が芽生えたのです。
なんだか、これまでのモヤモヤが嘘のようにすっきりした気持ちになりました。
後は、病院に勤務している自分の代わりに転職サイトのほうで、そうした条件をもとに新たな職場を探してもらったのです。

ようやくスタートラインに立てた気持ちです

今は新しい職場に移り、ようやく自分が決めた分野に取り組むことができ、毎日が生き生きしています。
もちろん忙しいのにはさほど変わりはないのですが、以前より集中して働ける環境であることは間違いありません。
心にゆとりを持ちながら患者さんにも接することができます。
この前も、患者さんに、いつもよくしてくれてありがとうと声をかけてもらいました。
この仕事を選んだ時に、自分が本当に欲しかった言葉です。
張り合いのある職場に転職できて今は本当に満足しています。