今回は派遣で働く時の履歴書の書き方についてお話していこうと思います。
担当:ももたん
目次
履歴書に書く学歴
履歴書はいたって普通に書いてかまわないと思います。当たり前ですが、学歴と職歴は分けて書きます。
結構最近知ったのですが、学歴は基本的には高校入学からでいいらしいですね。私、恥ずかしながらずっと小学校入学からせっせと書いていました。
職歴書く欄が足りなくなって、いつも紙を継ぎ足していました。恥ずかしい・・・。皆様は真似しないようにしてください。
職歴に関しては、何病棟や何外来で何年間というように経験がわかりやすいように書いていけばいいと思います。
そこでの経験も考慮されたりもするかもしれないので、抜けがないように書いてください。もちろん派遣ですから、考慮されない場合も多々あるのは仕方ありません。
単発派遣
単発派遣に関しては履歴書の内容は、とんでもなく転職が多かったり、ど新人で無い限りは問題にはならず、確認程度という印象を受けました。
志望動機だって、正直に「空いている時間を有効活用したいため。」などで構わないと思います。私はそれで何もつっこまれることなく終わりましたから。
ここの派遣会社に登録したい!という熱意はおそらく必要とされていませんし、単発派遣では派遣先に履歴書は渡らないので、肩の力を抜いて履歴書を書いていってOKです。
履歴書より大切なのは
面接に行くと、会社が独自に作った、出来る手技・出来ない手技のチェックリストや、希望の業務、勤務地を書くシートに記入をさせられたり、職務経歴書を求められたりします。
おそらく、派遣会社は履歴書よりもこちらの方が断然重要と思っていそうです。
会社としては、派遣で働きたい動機なんかよりも、この人は看護師として、どこで、何をしてくれるのかが一番知りたいことですから。
これは必ず申告させられるはずなので、もたつかないように暇な時にでも紙に書き出しておくとスムーズだと思います。
紹介派遣
派遣に履歴書はそれほど重要ではないだろうと何度か言っていますが、それは単発派遣に関してのこと。
これが紹介派遣になると重要性はちょっと違ってくると思います。
紹介派遣の場合、派遣会社は後々正社員にしてもらいたい人を派遣するので、転職回数がすごく多かったり、1つのところでの勤務期間がすごく短い人などは普通の転職と同様に嫌がられる傾向があると思います。
かといって、履歴書に嘘を書くのはいただけないので、ご自分の職歴では何か言われるかなと思う人は派遣会社の担当さんに相談してみてはどうでしょうか。
以前、私が紹介会社に病院紹介を依頼しようとした時に、担当さんには「退職の理由が一番重要。勤務期間が短くても、やむをえない理由なら相手の病院も気にしないですよ。」と言われたことがあるので、誠意を持って説明すればわかってくれるのではないかと思います。
担当:レッドさん
履歴書作成のポイント1~できればパソコンで~
派遣会社への登録時点か、または気に入った仕事が見つかりエントリーすることになった時点で、派遣会社への履歴書の提出が求められます(職務経歴書も同時に求められることが多い)。
これは、書類選考、面接に進んだ時点で、派遣先にも提出するものになるため、そのあたりを意識して作成しておく必要があります。
規模の小さい医療施設や、老健施設なんかであれば、手書きの履歴書でまったく問題ないと思いますが、特に企業や学校、健保などパソコンのスキルがある程度求められるような仕事を探されている方は、パソコンで作成されたものの方が印象がよいかもしれません。
字が綺麗で自信がある方であれば、もちろん直筆でアピールすることもできますが、その場合でも職務履歴書(求められた場合)はパソコンで作成するのが一般常識のようです。
インタネットで検索すれば、無料で履歴書のフォーマットをダウンロードできるものがたくさん見つかりますので、私はその中から好きなものを選んで、アピールしたい項目(資格、スポーツ等)の欄を大きくしたり、逆に不要な項目(好きな教科、保護者欄等)を削除して使用しています。
電子カルテが一般的に普及するようになったとはいえ、パソコンに苦手意識のある看護師はたくさんいると思います。私もはじめはそうでした。
でも、逆に考えるとパソコンスキルをアピールして、そのほかのライバルと差をつけることもできます。
また、一度作ってしまえば、その後転職しても書き直すのはほんの少しですみますし、ここは気合を入れて取り組んでみてください。
もちろん履歴書や職務経歴書の書き方については、派遣会社の担当者に相談することができます。
私の場合、履歴書は書いたことがあったので何とかできましたが、職務経歴書なんて見たことも聞いたこともない状態。
担当者の方に相談したら、私の履歴書をもとに簡単な職務経歴書を作ってくださり、そこに詳細を書き込んでいくだけでいいようにしてくださいました。担当者の方の数多くのサポートには、本当に頭がさがります。
履歴書作成のポイント2~志望動機の書き方~
履歴書のなかで、一番面倒なのが志望動機ですよね。なんであんなにあの欄は大きいんだってイライラさえします。
そこで、パソコンを使って作成するメリットがまた1つ。空白が目立つようなら、1~2行を削って、欄いっぱいに書き込みました!書ききれないくらいです!くらいにアピールしちゃいます。
でも行の削りすぎには要注意。実際に、面接官側になったことがあるのですが、職歴の次くらいに重要視される項目です。
看護師ってどちらかというと文章を書く事が苦手な方が多いですよね。だから、この欄はすごく注目されます。だって唯一、自分の言葉で想いを表現している項目ですから。文章が短すぎると、インパクトが小さいし、文章力がないのかなって思われちゃいます。
ただ、一般職の方と看護師って志望動機が少し違ってきますよね。どこの医療機関や企業などの施設で働くとしても、やることは診療介助や健康相談など大体同じ。
本音でいうと、残業が少ないとか、時給が多いとか、通勤が便利とかそんな基準で選んでいる方が多いと思います。
一般職の方のように、そこの経営理念が好きだからとか、事業展開に魅力があるからとかっていう方は少ないんじゃないでしょうか?
それでも、他ではなく、そこを選んだ理由をもっともらしく書かなくてはいけません。
私の場合は、必ずその派遣先のHPをくまなくチェックして、他にはないその派遣先の魅力と、特徴を探し出し、「これまでの経験を活かして、どんな風に働いていきたいか」を書くようにしています。
この作業は、かなり面倒ですが、いずれ面接に進んだ時には自分の口で言えるようになっておかなくてはいけないことですがら、ある程度時間を割いて取り組んでおけば後が楽です。
履歴書作成のポイント3~趣味や特技はできるだけ書いてみる~
面接官側になった立場からいうと、意外と注目されるのが、趣味や特技の欄。履歴書のフォーマットにない場合も多いのですが、私はあえてこの項目を追加しています。看護師の世界って、人間関係の問題が起こりやすいですよね。採用側も、うまく人間関係を築けて、柔軟に物事に取り組める人を求める傾向が強いと思います。
もしあなたがスポーツに取り組んでいる(いた)のであれば、それを記載するだけで、我慢強さがあって、協調性があるのかなと前向きに捉えてくれますし、実際に面接時に話題にあがればそのあたりをうまくアピールすることができます。
また、外国人を相手にすることが多い派遣先であれば、英会話を得意といていれば採用に有利ですし、旅行が趣味であれば、新しい環境で新しい人との関係を築くのが好きだと面接でアピールできれば有効だと思います。
派遣会社の担当者からも、今回の募集にいたった経緯(前任者がやめたからなのか、追加採用なのか)、どのような年齢層の何人ぐらいのチームで働くことになるのかなどの情報を得ていれば、派遣先がどのような人員を求めているのかがある程度わかると思うので、あとはそれに合った書類を準備すれば、書類選考は問題なくクリアできると思います。