本日の担当:あこ
目次
子供のサッカー合宿のツアーナースの仕事内容
派遣会社に申請し、郵送にて集合場所、タイムスケジュール、参加者氏名・年齢・アレルギー情報など記載された一覧を受け取りました。
サッカー合宿で、1泊2日、参加する子どもたちは、年長~中学1年生までの120名でした。当日の集合場所より子どもたちと一緒にバスに乗り業務スタートします。
途中のトイレ休憩なので、女の子に付き添ってトイレに同行したりしました。合宿会場に到着すると、もう一人の看護師と顔合わせとなました。
ナースバックは派遣会社より預かってその看護師が持参されていたので、到着後、ナースバックの確認をします。
その後は、子どもたちの練習に合わせ、場所を移動し、体調不良や怪我などの子どもたちの対応をしました。
冬場で、屋外ということもあり、体育館で休憩を取りながら、交代で当たりました。
事故等がなければ、1名でも対応できるペースです。サッカー合宿でしたが、一番多かったのは「歯が抜けた」というものでした。発熱、体調不良、外傷は2名程度でした。
練習以外では、アレルギーの食事のチェック、女の子のお風呂の監視などもありましたが、基本的にはコーチの方々が行っていたので、内服管理なども看護師で行うことはありませんでした。
一緒に勤務した看護師が夜間帯はコーチが対応してくれていることもあるみたいだと教えて下さいましたので、もしかしたら夜間帯に眠れないといった子どもたちがいたのかもしれません。
翌朝も同じように練習に付き添い、昼食後バスに同乗。解散場所で業務終了となりました。
記録には、子どもの氏名、教室、担当コーチを記載し、症状と対応を記入します。
看護師二名のうち、どちらかが後日、派遣会社に書類を提出すれば良いとのことでした。その記録を郵送で提出する際に、子どもたちの個人情報を記載した一覧も一緒にお返しいたしました。
子供のサッカー合宿のツアーナースのやりがいと感想
子どもたちがかわいいということに尽きます!小児科勤務でない限り、普段はお年寄りを相手にすることが多いですが、子どもたちは可愛いし、微笑ましいです。
仕事量は少なく、待機時間が長いです。その時間をメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは人によると思いますが、私の場合は、真冬の割に温かく晴れた日だったため、外での待機が苦ではありませんでした。
外でぼーっと過ごすのもいいな~と思いながら待機してました。(本当は、けが人が出ないかしっかり見ていないと行けないと思いますが。)
また、スポーツ合宿だったので、コーチも元サッカー選手やスポーツ万能な男性が多く、若くてかっこいい男性がいました。若い看護師は、出会いのきっかけにもなりそうです。
子供のサッカー合宿のツアーナースの仕事で大変だった点
子どもという恐ろしさはあります。小児科の経験も子育ての経験もないので、重症が出た場合は対処に自信がありません。(でも、医療行為は行えないので、救急車を呼ぶしかできないですが。)
救護担当ということで、子どもたちのしつけなどには口を挟めません。
「廊下を走ってはいけません。」「物を投げてはいけません。」などと口うるさく叱っていたら、気分が悪くなった時に我慢して、看護師のところに来てもらえないかもしれないという理由だそうで、看護師は子どもたちが騒いでいても、叱る行為はコーチに任せます。
やはり、感染対策は不十分です。血液等に触れることもあります。
宿泊先は冷暖房なしのところなど、過酷です。屋外待機など、気候的には厳しいものがあります。時間的にも暇です。
もう一人の看護師とずっとおしゃべりして過ごしていました。夜間対応も含めると、報酬は割にあわないと感じる人もいるかと思います。
子供のサッカー合宿のツアーナースの仕事に向いている人のタイプ
小児科経験や子育て経験がある人や子どもが好きな人。表情が豊かなだったり、笑顔が多い人などのほうが子どもたちが話しかけやすいかも知れません。
コーチや他の看護師との連携も必要になってくるので、人と話すのが苦手ではない人、報告をできる人がいいですね。
ツアーナースの看護師の仕事をやってみたい人に注意点やアドバイス
初めての場合は、添乗ナースが複数いるものを選んだほうが良いと思います。
私が参加した合宿は、救護のみしか業務にありませんでしたが、合宿によっては、合宿に伴う雑務も手伝わなくてはいけないものもあったり、内服薬の管理は看護師が行ったりするものもあるそうです。
何も知らずに参加して、たまたま最小限の業務だけの合宿だったので良かったのですが、アレルギー食の管理、内服管理までとなると、子供の顔と名前が覚えられないのに、おそらく無理だと思います。
参加者の人数、看護師の人数、業務内容は事前にきちんと確認しておいたほうが良いと思います。
また、宿泊先や練習場所の近隣の医療機関についても、派遣会社もしくは主催者が事前に調べて資料をくれますが、ない場合はそれも求めたほうが良いと思います。