担当:ももたん
クリニック業務の内容
私が行ったクリニックは内科のクリニック2つしかありません。クリニックは科によって、規模によって、混み具合によって全然違うので、とにかく派遣されてみないとわからないです。
私がよく派遣された方のクリニックは患者さんの半数くらいに点滴がオーダーされるのではないかと思うほどで、メインの診察台5台、ピーク時は心電図室から使っていない第2診察室などの診察台に分散させ計7個くらいのベッドを使って、翼状針を使って1時間行かないくらいで落とします。
こっちを刺したら、こっちは抜いてみたいな感じであわただしい!
しかも、先生のカルテの字は汚い。カルテに書かれたAやBという通称からあらかじめ書かれた指示書を選び点滴を作るので、自分が混中しているものが合っているのか不安で不安で。
最初に大学病院で働いてしまったので、採血はバーコードシールにスピッツの色が書いてあるのが当たり前になりすぎて、クリニックでの採血のスピッツ選びも不安で不安で。
その合間にもレントゲンのオーダーが出れば、看護師が患者さんの着替え中にレントゲンのフィルムもセットして、休憩室にいる技師さんに声をかける、フィルムを取り出し現像の機械に入れるのも看護師の仕事。技師さんが楽をしすぎです。
心電図のオーダーが出れば、もちろん看護師が心電図室でとる。しかも、すぐ先生に診せるべきかを判断しなくてはいけないので、心電図もある程度読まないといけない。
病棟から離れて約3年。もともと苦手な上に、心電図を読む機会もなく忘れかけた頃にこの仕打ち。
大学病院の外来の時の忙しさとまったく違います。あの時は先生がいかにスムーズに診察できるかが命で、具合の悪そうな人を問診で振り分けて・・・といった感じだったのが、
色々持っているクリニックだと、先生は放置でOK。代わりに看護師だけでなく、技師さんの役割までこなさなくてはいけないのです。
もう1つの方も患者さんが多くて忙しかったけれど、レントゲンなどはなかったので、ここまでしっちゃかめっちゃかではなかったです。
あくまでも、クリニックに派遣された時にものすごく忙しくなってしまった時の1例として捉えていただければと思います。
クリニック業務に向いている人や注意点
とにかく、看護師として、翼状針での点滴・輸液管理・採血・心電図など一通りきちんとこなせないとなりたちません。
「失敗したのでお願いします。」「心電図は自信がなくて。」と言っていると、何しに来たかわからないので。
私はクリニックに派遣されて、大学病院でいかに他人に頼って、生ぬるく働いてきたのかと自己嫌悪になりました。
「こんなに色々不安でしんどいなら、体力的にきつくても巡回入浴の方がいいやー!」と日に何度も考えました。
技術に自信のある看護師さんはクリニック業務はおすすめです。逆に新人やブランクのある人は、忙しいクリニックでは地獄を見ます。
あと、看護師業務が多いクリニックでは、仕事が終わった後の充実感はものすごいものがあります。
大学病院だと、自分が事務さんなのか看護師なのかわからない瞬間が多々ありましたが、忙しいクリニックに派遣されると「看護師として働いたぜ!」という実感が得られると思います。
注意点ですが、シューズや制服は両方のクリニックとも自分での持ち込みだったので、持ち物が多かったです。
持っていなければ、通販などで制服を買わないといけないかもしれません。私は病院の時に洗い替え用に持っていたものがあったのでそれを使いました。