ももたんです。今回は企業の健診での簡易採血キットによるがん検診の指導をした体験談についてお話していこうと思います。
担当:ももたん
簡易採血キットの指導と企業健診の問診と指導の仕事内容
この仕事はかなりレアな仕事だと思います。健診を会社内でやってくれることも、健診費用を会社で持つことも、ガンの検査までしてくれることも、大企業以外では無理と思うので。
内容としては、依頼のあった企業に行き、仕事の合間を見つけてやってきた社員さんたちに採血キットの指導をし続ける仕事です。
6人ずつくらいを長テーブルの前に座らせて、申込書に記入が終わったら、バネのついた血糖チェックの針のような物を指先に当てて血を出し、キットに吸わせて、封をして回収するという説明をします。後日結果がご本人の自宅に送られてくるようです。
看護師らしいことといえば、うまくできない方はやってあげるのと、時々気分が悪くなる方がいるのですばやく対処することくらいでしょうか。
男性は血を見慣れていないので、結構な頻度で真っ青になる人が出たり、貧血を起こして倒れる方も1日に3・4人は出たので、まったく波風が起きないわけではありません。
とはいえ、やりがいを感じるほどでもありません。ただ、体がものすごーく楽です。声が枯れるくらいです。
時々こういう仕事があるとご褒美みたいでうれしかったです。つわり中だったので、座っていてもいいのもラッキーでした。
駅から企業まではそこそこ近かったのですが、回収した封書を投函するところまでが仕事だったため、帰りはダンボールと共にタクシーで駅までいけたし、時給も1600円くらいはいただけたと思うので、これが俗に言う、割がいい仕事というやつだと思います。
企業健診の問診と指導は1回だけしかしていませんが、これも順番に回ってくる社員さんに簡単 な聞き取りと簡単な指導を行うだけですから、大変なことは1つもありません。病院で糖尿病患者さんに生活習慣病についての指導もしていたので、困ることはありませんでした。
もちろん座っていてOKですし、企業に出向くものは指導系が多いので、体が楽なものが多い傾向にあるのかなと思います。
簡易採血キットの指導に向いている人、注意点
向いていない人は単調な仕事が絶対に嫌な人や、やりがいを求めるという人くらいです。
新人でもブランクがあっても、看護師免許さえあれば誰でもできます。良くない点をあえてあげるなら、企業に出向くので、きれいめな格好で行くという指令があり、黒パンツに白シャツを用意する必要があったので、持っていない人にとっては余計な出費がかさむ。
あとはトイレに行く暇があまりないくらいでしょうか。注意することも特にありません。マニュアルもあるし、やってもらうことも難しいことではないので。
私が派遣されたのはつわりの真っ最中でしたから、吐き気と戦いながら、フリスク片手に真っ青な顔で指導をしていましたが、これが普通の体調の時であれば、きっと物足りなさを感じたのだろうなと思います。それでも、紹介されたら絶対に行きたいお仕事です。