デイサービスでの派遣の仕事って、派遣場所によってもデイサービスの形態が違うので実施内容が違うんです。
皆さんはご存じでしたか?今回は、デイサービスの仕事をした体験談をお話したいと思います。
担当:えりんこ
デイサービスの種類もいろいろ
実は、デイサービスって利用者さんの介護度によって形態が違うんです。
介護予防を目的として、トレーニングマシンや体操での運動を主に実施するデイサービスや、お風呂や食事をして交流しましょうというようなデイサービスまで、利用者さんの活動可能な状態に合わせて様々にあるんです。
かくいう私も大学生のときに見学にいったきりで、家族の負担を少なくする場所なのかなぁなんてそんな程度に考えていたので、いろいろなデイサービスがあるなんて思ってもいませんでした。
デイサービスへの派遣
デイサービスに色々な形態があることは、先ほど説明しました。
予め、どのような性質のデイサービスかどの様な仕事をするのかの案内、例えば「○○型デイサービスで検温などをして緊急時の対応をお願いします」などのようにざっくりとした説明はありますが、何をするのか詳細ははっきり言ってわかりません。
私も派遣先へ行ってみて、こういうところだったんだ、と知った経験をしたことも沢山ありました。
とはいえ、多くの派遣先での看護師の役割は、検温と体調管理です。入浴がある場所なら入浴の可否の判断、運動がある場所では運動可否の判断、昼食が出る場所であれば食前後の内服薬予薬などです。
それにプラスして、トレーニングマシンがある場所では、トレーニングマシンの操作なんていうのもあります。本当に多種多様ですよね。
デイサービスでのやりがいとイマイチだった点
デイサービスには看護師は大抵一人しかいませんし、医師もいません。そのため、利用者さんとスタッフの情報を整理して、判断するのは自分だけなのです。
その点に関しては、経験や知識も必要になってくるのでとてもやりがいがあったと思います。
一方、イマイチだなぁと思ったのは、場所によって利用者さんに対する扱いが雑になってしまうことです。
どうしても忙しい場所では、スタッフも仕事を回すことに必死になっていて利用者さんのことを充分に看ることができていなかったり、時間との勝負になっていたりする部分もあったのでその点は残念に感じました。
割り切れればいいのですが、看護師ってどうしても「良くしたい」って思う人が多いのかなぁとも思うので、もしかしたら現状を見てショックを受ける方もいるかもしれません。
デイサービス派遣での注意点
デイサービスに派遣されたら、一日の流れを紙面で伝えてくれる場所もあれば、ざっくりと説明を受けた後に流れに任せて対応しなければならない場所もあります。
そのため、周りを見てどのように動くべきか自分で観察すること、判断することが必要になる時もあります。
私が一番困ったのは利用者さんの名前がなかなか覚えられないことでした。
一回に20~50人程度に対応することが多く、誰が誰だかわからなくなります。名札もないときの方が多いです。
特徴を把握したり、スタッフに聞いたりして毎回何とか乗り越えていました。
デイサービス派遣看護師に向いている人
デイサービスにこれる人は、介護予防を目的としているので比較的元気な人が多いです。
当たり前ですが、人と接する仕事のためコミュニケーションが必要になりますし、派遣されている以上、施設主体で動ける柔軟性のある人が向いているかと思います。
また、場所によっては利用者さんの前に出て体操の誘導をしたりすることもあるため、そういう動作が苦手でない方の方が良いかと思います。