担当:レッドさん
■派遣と子育ての両立 企業内看護師(派遣)は子育てママにぴったり!
これまで派遣社員として、または派遣社員から契約社員となる紹介予定派遣を利用しながら、2人の子育てをしてきました。結婚直後は別居婚状態で、いつパートナーのいる場所へ転居するかもわからない状況だったので、数ヶ月~1年くらいの短期の派遣社員をしてましたし、妊娠をきっかけにしばらく専業主婦になり、子どもがある程度大きくなってから、また派遣社員になってという感じです。
派遣社員のよさはライフイベントがいろいろあっても、自分の都合のよい期間だけ働けたり、残業や転勤の心配をせずに子育てや介護などにパワーを回せるところでしょうね。同じ職場で働く正社員や契約社員の方をみてきましたが、今だに多くの場所で産休育休は何となく取りにくい雰囲気があって(女性が多い職場だから理解があるかと思いきや、不妊に悩んでる同僚や、結婚していない先輩からの間接的や嫌がらせを受けている方もいました)、結局は多くの人が産休育休をとらずに退職の道を選んでました。その点、派遣社員は気が楽です。小さい子どもがいると採用を渋られるのは派遣社員も同じですが、正社員よりはましです。また、小さい子どもがいる派遣社員としてはじめから採用されているので、子どもの病気や外せない学校イベントがあっても、お休みはとりやすいことが多いです。もちろん、その分、勤務中はお仕事を頑張って信頼を得ておく必要はありますが。
看護師の仕事って、医療機関や施設などいろいろありますが、私は独身のころから企業内看護師をしていたこともあって出産後も企業のお仕事を続けています。企業内看護師ってあまり求人がないので知られていないかもしれませんが、子育てママにぴったりだと思います。今年度メンタルヘルスチェックが企業に義務化されるので、これまで企業内看護師をおいていなかった企業も求人を出すようになり、未経験者でも応募できるところが増えたので、子育てママは是非一度検討してみてはどうでしょうか?
子育てママにぴったりな理由は、体力的に楽ってことです。診療介助で一日中立ちっぱなしってことはありません。入浴介助みたいた体力勝負の仕事はなく、基本働けるだけの健康度のある社員さんを対象にするので、緊張を強いられる高度医療は必要ありません。それは外の医療機関の主治医がやることです。診療介助があるといっても、簡単な消毒とか、お薬処方が中心で、たまに採血や点滴をするかもしれないってくらいです。(採血・点滴はしない企業も多いです)
もうちょっと調子が悪そうな方には、外部の医療機関を紹介したり、まれに救急車で搬送したりするくらい。汚物処理や、感染症のある方との濃厚接触の機会も少なく、自らを危険にさらすことは少ないです。電話やメールで社員さんの健康相談に答えたり、直接会って栄養指導したりするのが主な仕事で、基本デスクに座っている時間が長いです。もちろん、会社従業員のために働くので会社の営業時間が勤務時間。夜勤はありません。
■子育て看護師が企業で働くことの問題点
なかなか魅力的な仕事ですよね。じゃあ、すべてが楽かっていうとそうでない部分もあります。
多くの企業では各支店ごとに看護師を配置するわけにもいかないので、出張して各支店を訪問しなくちゃならないことがあるのです。時には、宿泊出張が必要になるケースもあるので、応募の段階でそのあたりをきちんと調べておく必要があります。