派遣での働き方を選んだ看護師の話

病棟勤務を辞めて開業クリニック勤務へ+掛け持ちで派遣で働くことにした話

これから、私が派遣看護師として働いた経緯や実態、感想を赤裸々にお話していこうと思います。

担当:ももたん

大学病院の病棟を辞めてクリニックへ

私は新卒から5年間大学病院に勤めていました。最初は病棟勤務。

しかし途中病気になり、病棟から外来へ降りたものの4週6休に残業だらけという過酷勤務でへとへとになった私は、結婚もしていたので「どうにかなるさー」と病院を辞めることにしました。

辞めることが決まった後の忘年会。

そこで酔っ払った私は、クリニックを開業するという先生に冗談で「雇ってくださいよー!」と言っていたのですが、なんと辞める直前に先生からクリニック看護師としてスカウトしていただいたんです。

開業は2ヶ月先の予定。2ヶ月ほど疲れを癒して、新たな気持ちでクリニック勤務と思っていました。しかし…

勤務予定のクリニックが開業まで時間がある

クリニックはなかなか準備が進まないとのことで、オープンまでさらに時間がかかりそうでした。

それまでは毎日忙しく暮らしていてそれが嫌で病院を辞めたのに、1ヵ月ほど家でぼーっとしていると、
「このまま社会から離されていき、深みにはまっていくんじゃなかろうか」とだんだんと怖くなってきたんですよね。

この不安を解消するため、何か職を探してみることにしました。

とはいえそこまでガツガツ働きたくはない。

そんな条件で働けるところを探すのはとても厳しく、選択肢は単発派遣くらいしかありませんでした。

こうして、いつでもクリニックからお呼びがかかってもいいように、週2回ほどポツポツと単発派遣のお仕事をするようになったのが始まりです。

少しでも働くと、
「大丈夫。社会から取り残されてないわ」と不安が和らぎました。

オープニングスタッフで勤務だがクリニックが暇すぎた…

予定より1ヶ月半ほど遅れてクリニックは開業しました。

私はクリニック開業に合わせて、派遣はひとまずお休みすることにしました。

このクリニック、大学病院のすぐそばの雑居ビルの中層階にあり、しかも完全予約制という斬新さ。

予約がない日はお休みになってしまいます。

患者さんを引っ張ってくるにも、大学病院からは目と鼻の先で、設備も全然違うので一向にクリニックの患者さんは増えません。

待てど暮らせど週に1・2回午前勤務のみです。

でも自分から「雇って下さいよ」と言っておいて、辞めることもできません。

通勤に1時間半近くかけてクリニックに行って、1人の患者さんだけに対応し、後は採血回収の業者さんが来る昼までひたすらじーっとしている。

この時間の使い方が馬鹿らしくなり、まずは自動車教習所に通うことにしました。

それでも有り余る時間。

元先輩から午後からの普通の内科クリニックのヘルプを頼まれ、クリニックをはしごして働いてみましたが、それでも時間が余ります。どうしたもんか…

「そうだ。私には単発派遣という選択肢が残っていたんだった」

派遣会社は、希望を再度出したらすぐにお仕事を紹介してくれました。

でも、毎回ほぼ同じ仕事の紹介だったため、勤務しているクリニックに医療事務さんを紹介していた派遣会社にも登録してみました。

こうして私は、2つのクリニック勤務のダブルワークに加え、2社からの単発派遣で働いていくことになったのです。

ただ、約1年後、そのオープニングスタッフとして勤務していたクリニックはつぶれてしまいました…

 

派遣で働きはじめる看護師の仕事探し

クリニックと掛け持ちしながら、2社の派遣会社を使って単発派遣の仕事もすることにしました。

その際に、派遣看護師として働くまでに、どんな流れで仕事を探していったのかをお伝えします。

派遣会社探し

クリニックが始まるまでのつなぎとして単発派遣を思いついたももたんは、派遣会社を探し始めました。

でも、当時は派遣会社の口コミなんてほとんどなく、自分で探していてもなんだかどれも同じ気がしてしまい、決めかねていました。

そこで大学時代の友達が地元に帰る前に派遣で看護師として働いていたという話が頭の片隅に残っていたので、友達に連絡を入れてみました。

その子からは「あまりいい仕事来なかったよ。」という話だったのですが、その子のキャリアと自分のキャリアは違うし、勤務希望地も違うし、駄目でも2ヶ月くらいしか働かないからいいかなと思い、その会社に連絡を入れてみました。これがももたんの登録した1社目の派遣会社です。

2社目はクリニックがあまりにも暇すぎてどうにもならないので、そこのクリニックに医療事務で派遣されてきた子に派遣会社を紹介してもらいました。

「あら?なぜももたんは1社目で仕事を増やさなかったの?」とお思いでしょう。

理由は簡単。友達の言っていたように、あんまりいいお仕事が来なかったのです・・・。

口コミを気にした割に、せっかくの助言を聞き流してちょっと後悔しました。

でも、2社目は大正解。この大正解は人にもよるのでしょうが、その会社は治験や指導系のお仕事が多い会社だったので、1社目の体力勝負系と比べると、涼しい顔でお仕事ができる感じのものを紹介していただけました。だって、あくまでもクリニックの空いた時間を埋めるための派遣ですもの。体力奪われている場合ではないのです。

シフトの管理と派遣の紹介

単発派遣だったので、両方とも毎月派遣会社の担当の方とメールと電話でやり取りしていました。

シフトを出すと、こんな仕事はいかがですか?という感じで業務内容がメールや電話がきて、メールで返事をしていました。

仕事は早い者勝ちでどんどん取り合っていく感じでした。あまりに人がいなくて切羽詰っている場合は派遣先から直で電話が来たりもしました。

1社目は紹介されるのはほとんどが巡回入浴。時々のクリニック。看護師の仕事の中でも体力勝負系のものが多い印象。

2社目は企業の健康診断での簡易採血キットの説明や介助、企業検診後の聞き取りや指導が主な仕事でした。

両方とも小さな派遣会社だったせいか、単発の派遣はかなり仕事が限られる感じがしました。

 

このようにして、ももたんは派遣の仕事をクリニックの合間にしていったのです。

ちなみに私が使った派遣会社は下記の2社です。くわしくは感想体験のページでどうぞ。

 

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対応の地域が限られていますが、範囲内であれば各地域ごとに専任のコンサルタントがいるので、「地域密着型」の提案ができることが強み。

実際に医療機関に足を運び、電話だけでは得られない職場の状況を踏まえた提案があるのが注目のポイントです。

また、無理に派遣先を勧めることはないというのも、ありがたいですね。

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