担当:レッドさん
■派遣から契約社員になった経緯
大学病院で正社員として働いていた私が派遣社員になったのは、興味のあった産業保健の仕事が未経験者にはなかなか門戸が狭く、派遣という立場で働くしかなかったといのが第一の理由です。そして、通信大学に通いながらとりたい資格があったことや、結婚や出産など将来設計を考えて、派遣という働き方はプラスになると思ったのも理由です。
その後、資格も無事取得し、子育てが落ち着いた段階で、紹介予定派遣という方法で派遣社員を3~6ヶ月、その後双方の同意のもとに1年ごと契約更新の契約社員なるという働き方もしてきました。そしてまた、家庭の理由で契約社員をやめ、派遣社員として別の企業で働くことを、今は検討しています。
私の両親は、正社員として安定して働いて欲しいと思っているようですが、私はいろんな場所で自分のこれまでの経験を活かせるのは楽しいですし、自分の家庭生活を安定させるためには今のあり方が自分にあっていると思います。残念ながら、もともと体力精神力が強くなくて、仕事と家庭の両立は難しい性格なので、仕事にかかる負担を軽くして、その分、他のことに体力精神力を回したほうが合っているのです。だから、これからも自分のキャパシティを考えながら、生活設計に合わせて、派遣と派遣社員を選んでいく人生を選んでいくつもりです。
■派遣のメリット、契約社員のメリット
派遣で働くメリットは、契約更新がだいたい3ヶ月おきにきますので、自分に合わないと思えばその時点で辞めることができること、また派遣会社の担当者に相談して、派遣先に要望を伝えることができること、残業が基本ないことや、煩わしい職場の人間関係に比較的巻き込まれずに済んだりすることだと思います。なかでも派遣会社の担当者さんが、心強いパートナーとして、仕事の検索から派遣後のサポートまでしてくれるのはとても大きなメリットです。私がそうだったように、新しい分野の看護師として働くときにちょっとどんな感じが覗いてみたいとか、将来の見通しがなかなか立たなくて短期の仕事の方がいいという場合には、派遣ってすごくいい働き方だと思います。
契約社員のメリットは、やはり給与面。派遣と違い年2回ボーナスが出ることが多いです。月々の収入は少し少なくなるかもしれませんが、年収で考えると大きな差になることがあります。契約更新は1年ごとのことが多いので、次の転職先をすぐに探す必要はなく、ある程度生活が安定していて、その職場が気に入っているという場合には、ピッタリの働き方です。
正社員、契約社員、派遣社員。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の今の環境がどれにあっているのかを考えて選択できるといいですよね
紹介予定派遣から派遣先の常勤正社員や契約社員になった話