看護師の仕事の中でも、コールセンターのスタッフというのはちょっと珍しいのではないでしょうか?
看護師といえば、病棟看護師や介護施設の常駐看護師などのイメージがありますが、24時間体制のコールセンターで様々な悩みなどを聞くという仕事も看護師の仕事としてあります。
なかなか見かけることもないので、どんな仕事か分からないと言う方もいるかもしれませんので、ここでコールセンターの派遣看護師として働いた体験談をご紹介しましょう。
コールセンターの仕事がどんな仕事なの?と疑問に思う方も多いでしょう。
仕事内容は、一言で言えば相談になります。
肉体的なケアがメインの病棟看護師と違い、電話の向こうにいる相談者の心のケアを優先して行うメンタルケアが主な仕事になります。
その他、育児、病気についての相談など心や体に関しての悩みに幅広く対応します。
誰でも出来るというわけではなく、どこの求人を見ても看護師としての経験が5年以上と言うのが採用の最低条件となっているため、ある程度の経験と知識が要求されます。
実際にコールセンターで働いてみると、就労直後は非常に不安があります。
これまでの環境とまったく違った環境だからです。
果たして自分にできるのだろうかと、いろいろな不安を抱えていましたが他のスタッフの協力などもあり、なんとか不安な時期を乗りきりました。
電話口で相談に応じていると、電話をかけてきた人の生活背景や性格、現在の状況や何を求めているのか、などを声のトーンや話し方や言葉で把握していく必要があります。
そういった意味では、この仕事が看護師に適しているというのが、よく理解できます。
解決したい問題や不安があるから、専門家に相談して納得したい、そんな方にいかに適切な言葉と話し方で説明していくのか、など自分で検証しながら相談を受けていたので、やりがいも大きかったです。
肉体を使って働くと言う仕事ではありませんから、肉体的な負担はほとんどなく、派遣と言う職業スタイルである事もあって、自分の都合で仕事を行う事が出来たのでコールセンターは居心地の良い職場でした。
私は、家庭と仕事を両立させる方法を考えた結果、コールセンターの仕事を紹介してもらったのですが、特に小さい子どもがいる場合にはコールセンターの仕事は向いているように思いました。
夜勤でのコールセンタースタッフもありますが、日中のみの仕事もありますから、自分のライフスタイルや家庭との折り合いを見つつ考えるといいかもしれませんね。